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プロテーゼを使った施術中の看護師の役割や介助

施術前の準備

プロテーゼを選ぶ

プロテーゼの手術を行うにあたり、まず「どのプロテーゼを使用するのか?」選んでいきます。

 

プロテーゼの選択はカウンセリング時に医師と患者さんで済ませる場合と、手術直前に決定する場合があります。

 

プロテーゼには色や形、硬さなどによって様々な種類があり、メーカーによって値段もピンキリです。

 

患者さんにも予算がありますので一概に質の良いものを勧めれば良いというわけにはいきませんが、一生ものであることを重々説明して、できるだけ質の良いプロテーゼを選択してもらうようにしましょう。

 

プロテーゼ選びの際は実際に患者さんにプロテーゼを手に取っていただいて、その感触や硬さ等を実感していただくことが大切です。

 

昨今では一般的に、より柔らかいプロテーゼの方が高品質とされています。患者さんにプロテーゼを実際に曲げたりねじったりしてみて頂くことで耐久性などもリアルに実感していただき、より納得のいく選択ができるように看護師はサポートしましょう。

 

手術道具を準備する

プロテーゼが決定したら、その他の手術物品を準備していきます。

 

手術の道具は滅菌する際にまとめてパックにして滅菌しているので、そのパックごと出して準備します。

 

プロテーゼの手術で使う道具は鼻の軟骨を削るための道具や、顎の手術独特の道具など特徴的なものが多いです。

 

そういった道具は準備し忘れることも多いので、普段使わない道具もきちんとそろっているか指差呼称して確認していきましょう。

 

次に、電気メス麻酔用のガスなどの準備を行っていきます。

 

電気メスとは美容整形外科では、手術の際血管や組織を焼いて凝固止血したり、組織を切り開いて切開したりする際に使用するものです。電気メスと聞くと、たいそうな機械を想像してしまいそうですが、難しいことはないので初めての看護師さんも安心してくださいね。

 

電気メスの機械の本体は家庭用のゲーム機ほどの大きさです。それを手術室に運んで、コンセントにつないで電源を入れておきます。電圧などの調整は医師がすることが多いですが、いつもの設定があればあらかじめそれに合わせておいても良いでしょう。

 

次に対極板と呼ばれるパッドを準備します。このパッドは、電気メスで使用した電気を患者さんの体から逃がす役割をしています。患者さんの体のどこかに触れていればOKなのでベッドの背中の部分などにあらかじめセットしておきましょう。

 

最後に、電気メスのメス先とコードの準備です。このメス先とコードは患者さんの術野に触れるため清潔となります。先ほどご紹介した本体とパッドは不潔ですので、どう取り扱っても良いのですが、メス先とコードはそうはいきません。

 

メス先とコードの部分はそれぞれパッキングして滅菌してありますので、それを出して手術用具と共に準備しておきます。

 

取り出す際に、メス先はすべて清潔、コードの部分はメス先側は清潔、本体側は不潔となります。コードはなるべく清潔となるよう、不用意にベタベタと触れないように注意しましょう。

 

麻酔用のガスは手術室に元々ありますので、きちんと出るかどうか試しに流してみてチェックしておきましょう。

 

ここでもしガスや酸素が出ない場合は、ボンベの交換が必要となります。ボンベの交換は結構重たくて重労働なので、力仕事に自信のない看護師さんは2人がかりで行った方が安心です。

 

ボンベ交換が済んだら、きちんとガスが流れるか、漏れはないか、流量計は作動するかもう一度チェックしましょう。

 

患者さんを手術室に案内する

物品の準備と手術室の準備が完了したら、患者さんを手術室にご案内します。

 

プロテーゼの手術は局所麻酔の美容整形手術の中では長く、45分から2時間ほど所要時間がかかります。患者さんには事前にお手洗いを済ませていただくようにしておきましょう。

 

普段の手術であれば患者さんをご案内したら、すぐに麻酔を開始して手術が始まるのですが、プロテーゼの手術の場合はまず医師がプロテーゼを削るところから始まります。

 

プロテーゼを患者さんの鼻や顎に実際にあててみながら、医師が患者さんの骨格に合わせて少しずつ少しずつプロテーゼを削っていきます。

 

この削る作業にはメス刃や手術用のはさみが使用されますので、それも前もって準備しておきましょう。

 

プロテーゼを削りすぎてはいけないので、この作業は医師にとっては難しい作業です。もちろん、手術中に実際に患者さんの体内にプロテーゼを入れてみて、フィットしなければ手術中にも追加で削っていきます。

 

医師によって異なりますが、削る作業は大体15分〜30分以上は時間がかかります。

 

この間に、看護師は滅菌された手術道具を開封していったり、局所麻酔用の注射を準備したりしていきます。

 

プロテーゼの発注・在庫管理について

 

プロテーゼの発注は日本国内のこともあれば海外のこともあります。

 

美容クリニックによって取り扱っているプロテーゼの種類は様々ですが、種類が多ければ多いほど発注も在庫管理も大変です。

 

プロテーゼの場合発注して届くまでに時間がかかることも多いため、在庫切れには十分に注意し、早め早めに発注するようにしておきましょう。

 

プロテーゼは使用期限があるものではないので、多少余分にあっても構いません。医師と確認しながら少し多めに発注しておいた方が安心です。

 

特に大型連休前などは、プロテーゼの手術が予想外に多くなることもあるため、十分注意しておきましょう。

 

【余談的なお話】

余談ですが、チェーン店型の非常に安くプロテーゼの手術を行っているような美容クリニックでは、このプロテーゼを削る作業を行わないところがあるようです。

 

削る作業は非常に面倒で時間がかかるうえ、体内に入れてしまえば削ったかどうかなんて患者さんにはわからないですもんね。

 

しかし、この削る作業を怠ると、明らかに「整形しました!」というような、ピシッと鼻筋が浮いたような仕上がりになります。また、体にフィットしていないため、プロテーゼがずれやすく、数年のうちに再手術となる方も少なくありません。

 

美容クリニックへの転職を検討中の看護師さんは、給与や福利厚生だけでなく、その美容クリニックが患者さんにとって誠実な美容整形を行っているかという点も要チェックですね。

施術中の看護と介助

プロテーゼを削る作業が終わると、いよいよ手術が始まります。

 

削る作業は長いですが、プロテーゼの手術自体はいざ始まってしまうと、そんなに時間はかかりません。

 

例えば鼻のプロテーゼの手術であれば、スムーズにいった場合手術そのものは30分かからず終了することもあります。

 

局所麻酔をおこなう

まず、患者さんに局所麻酔の注射を施していくので、医師に麻酔薬の入ったシリンジとアルコール綿を手渡します。この時点では、術野もまだ不潔です。

 

美容クリニックによっては、局所麻酔の際に笑気等のガス麻酔を併用するので、使用する場合はそちらも準備しておきます。

 

麻酔の注射は痛いので、終了したら必ず「お疲れ様でした」「痛いのはもう終了ですよ」など、患者さんを安心させる声掛けを行いましょう。

 

局所麻酔が終了したら、麻酔が効いてくるまで5分ほど時間を置きますが、この待ち時間中、医師は退出している事が多いと思います。

 

患者さんはこの待ち時間は手術直前でとてもドキドキしているので、看護師はなるべく患者さんのそばにいて雑談などをして、患者さんの緊張をほぐすようにしておくと良いでしょう。

 

数分して麻酔が効いていることが確認できたら、いよいよ手術に入ります。

 

手術をおこなう(直接介助)

プロテーゼの手術では使用する手術道具も少ないですし、看護師が直接介助しないことも多いです。一般的な手術と異なり術野が非常に狭いため、看護師の介助がない方が逆にスムーズに医師が作業できます。

 

直接介助となった場合も医師に指示された手術用具を手渡したり、縫合の際に糸を切ったりといった簡単な手術介助だけですので、すぐに覚えられます。

 

美容クリニックへの転職を考えている看護師さんの中には、「手術室経験がないから、美容外科は難しそう…」と不安に思っていらっしゃる方もいるかもしれません。

 

しかし、美容整形外科手術の種類はそんなに多くないですし、一般的な手術と比べると使う手術用具や行う介助も非常に簡単です。

 

もちろん、慣れるまでは覚えるべきこともありますし、清潔操作などにも戸惑うことはあるかもしれませんが、半年もすれば大体慣れることが出来る程度だと思います。

 

美容クリニックによっては看護師の直接介助はほとんどなしというところもあるようですので、不安であればそういった病院を探してみても良いかもしれませんね。

 

手術をおこなう(間接介助)

手術中に直接介助しなかった場合、看護師は間接介助にまわります。

 

間接介助の看護師は、手術中足りなくなった手術用具を出したり、ライトの調節をしたり、空調や音楽の調整をしたり…といった手術全般のお手伝いをすることになります。

 

しかし、事前の準備が万端にできていれば、基本的にはあまり手術中にあれこれと動き回る必要はないはずです。

 

時間が空いている場合は患者さんとお話したり、患者さんの手を握ったりしておくと良いでしょう。

 

もし、手術が立て込んでいて忙しい場合には、手術室をいったん離れて、別の手術の準備や受付業務のお手伝いをした方が良い場合もあります。

 

臨機応変に状況を見て、そのとき自分がなすべき仕事を行っていきましょう。

アフターフォロー

アイシングをおこなう

手術が終了したら、手術した部位を冷やしていきます。

 

手術直後に急冷することで血管を収縮させて、術後の腫れや内出血を抑えることができます。アイシングの時間は概ね10分〜15分程度です。

 

このアイシング作業は大体どの美容クリニックでも行っていますが、患者さんにアイスノンを手渡して自分で冷やしてもらうクリニックと、看護師が1人ついてアイシングをするクリニックの2パターンに分かれるようです。

 

もし、看護師がアイシングを行う場合には、冷やす間に今の痛みの程度や、不安な事、手術を終えての感想など患者さんといろいろお話ししておくと良いでしょう。

 

看護師がアイシングをしない場合にも、ちょくちょく患者さんの様子を見に行って、困ったことがないかどうか確認するようにしましょうね。

 

手術室の後片付け

このアイシングの作業と並行して、手術室の後片付けを行っていきます。後片づけは

  1. 手術中に出たゴミの回収
  2. 手術用具の消毒・滅菌
  3. 手術室の環境整備

の3つです。

 

1. ゴミの回収

まず、ゴミの回収です。使用した針やシリンジ、血液がついたガーゼなどを分別しながら捨てていきます。

 

特に針は落としたり無くしたりすると危険ですので、使用した本数と破棄した本数がきちんと合っているか確認しましょう。

 

2. 手術用具の消毒・滅菌

次に手術用具の消毒と滅菌です。この消毒や滅菌の作業は時間がかかるため、手術直後はとりあえず手術用具を軽く水洗いして、消毒液に浸すだけで大丈夫です。

 

浸しておいたものは、後ほど時間が出来たときにゆっくりと滅菌していきます。手順としては消毒液につけていた手術用具を洗う⇒乾燥する⇒滅菌パックにいれる⇒機械で滅菌となります。

 

総合病院などでは滅菌作業を看護師がすることはあまりないですが、開業医さんの病院や小さなクリニックでは看護師が行うことが多いです。難しい作業ではないのですが、結構手間が掛かるため、効率よく行うことが大切です。

 

日中手術でバタバタしている場合には急ぐ必要はありませんので、時間があるときに頑張って行いましょう。

 

3. 手術室の環境整備

手術室の環境整備は掃除やシーツ交換、次の手術の準備などです。

 

患者さんが手術室にまだいらっしゃる場合には、あまりバタバタ片づけられないですが、手術が次もある場合には急いで環境整備を行います。

 

シーツが血液汚染している場合などには必ず替えなければならないため、替えのシーツはたくさん準備しておくと良いですね。

 

仕上がりの確認と腫れや痛み止めの説明

さて、患者さんのアイシングが終わったら、仕上がりの確認や痛み止めの内服などを行っていきます。

 

仕上がりは術直後に医師と行っている場合もありますが、アイシング後に行う場合もあります。いずれにしても術直後は腫れているので、患者さんにどのくらいの期間で腫れがおさまるか説明して、なるべく安心してもらえるようにしましょう。

 

また、腫れは術直後よりも翌日の朝にピークが来ることが多いです。そのため「明日の朝はもっと腫れているかもしれませんが、それがピークであとはどんどん引いていきますので心配しないでくださいね」と一言添えておくようにしましょう。

 

痛み止めは痛みがなくても一応1錠飲んでいただいて、あとは頓服で何錠かお渡ししておくと良いでしょう。合わせて抗生剤や胃薬なども処方されるので、そちらの説明も行っていきます。

 

稀にですが薬剤アレルギーをお持ちの患者さんもいらっしゃいますので、問診票をよく読んで注意しておきます。

 

美容クリニックの場合医師が薬剤を処方して看護師や受付が直接手渡す場合が多いですので、スタッフ1人1人が責任をもって確認するようにしましょう。薬剤に関しては、薬剤師がいない分、少し看護師の責任は重くなるため要注意です。

 

もし、患者さんに薬剤アレルギーがある場合には、医師に相談してお薬を変更してもらいます。また、既往歴によっては使えないお薬などもありますので、普段処方されるお薬については看護師もよく勉強しておくことが重要ですね。

 

プロテーゼの手術直後にはメイクはできませんので、患者さんにはすっぴんで帰宅していただくことになります。必要に応じてマスクなどを手渡してあげると喜ばれますので、配慮するようにしましょう。

 

また、公共の交通機関で帰らずに済むよう、タクシー等の手配は積極的に行いましょう。

 

最後に、プロテーゼの手術後抜糸は必要な場合と、必要でない場合があります。医師に確認して、もし抜糸が必要であれば、抜糸の予約も取っておくと良いですね。

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