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脂肪吸引施術中の看護師の役割や介助

ここからは美容クリニックでおこなわれる脂肪吸引のオペ介助や介助の準備について解説していきます。

 

顔の整形手術の場合はカウンセリング当日に手術をする事も多いのですが、脂肪吸引の場合は、ほぼ確実にカウンセリング後に日を改めての手術となります。

 

そのため、手術の準備は前もって前日にゆっくりできることが多いので、看護師にとっては安心です。

施術前の準備

手術道具を取り出し滅菌期限を確認する

脂肪吸引の手術に使用する道具は、他の手術の道具と同様にセットにされてパックで滅菌されている美容外科クリニックが多いです。

 

そのため、手術道具自体の準備はそのパックを取り出しておくだけでOKです。

 

脂肪吸引に使用する機械は美容クリニックそれぞれで異なりますが、きちんと正常に作動するかどうか前日までに必ず確認しておきましょう。

 

また、使用するカニューラも手術する患者さんや脂肪吸引をする部位によって異なってきますので、医師に確認して必要な分を準備しておくようにします。

 

脂肪吸引の手術は症例数が多くはないので、手術の間が空くと手術道具の滅菌期限が切れていることがあります。滅菌期限がきれた道具は不潔ですので、(当たり前ですが)手術に使用することができません。

 

手術に使用する全ての手術道具の滅菌期限が期限内であるかどうか、必ず1つ1つ確認して期限切れのものが無いように注意が必要です。

 

特に脂肪吸引の施術が少なくなる夏は期限切れになっている手術道具の割合も多くなりますので気を付けましょう。

 

手術室の準備をおこなう

道具の準備が終了したら、手術室の準備をしていきます。

 

脂肪吸引の手術は朝一番にすることが多いので、手術室の準備も前日から行っておくことが出来ます。

 

準備と言っても、麻酔用のガス類がきちんと補充され使用できる状態かどうかの確認や、手術用ベッドの確認、部屋の清掃など簡単なものです。

 

脂肪吸引の機械を普段別室に置いている美容外科クリニックの場合は、前日の時点で機械も移動しておくと当日慌てずに済みます。

 

脂肪吸引で使用する麻酔の種類は各美容クリニックの方針や患者さんの希望によって異なります。

 

主な麻酔方法として、全身麻酔、硬膜外麻酔、静脈麻酔、局所麻酔があり、これらを組み合わせて手術を行っていきます。どの麻酔を使用するか確認して準備するようにしましょう。

施術中の看護と介助

オペ前の基本準備をおこなう

脂肪吸引術当日は、患者さんがご来院したらまず術衣に着替えたり、お手洗いを済ませて頂いたりといった準備をしていただきます。

 

美容クリニックによっては導尿バルーンを入れるところもあるかもしれませんが、手術時間が短く済みそうな場合は入れないことも多いと思います。

 

導尿バルーンは入れたことのある看護師さんが多いと思いますが、自信がない場合には前日にシュミレーションして練習しておくと安心ですね。

 

1人でやるよりも2人でやった方が作業もスムーズですので、お手伝いしてくれる看護師を事前にお願いしておくのも良いです。

 

患者さんの着替え等が済んだら写真を撮っていきます。美容クリニックによっては写真撮影しないところもありますが、多くのクリニックでは手術前後のボディラインを確認するため症例写真を撮影しています。

 

撮影が終わったら点滴のルートを確保していきます。点滴は手術中に抜けると麻酔などにも影響し大変ですので、抜けることないようにしっかりと固定しておきましょう。

 

最後にモニター類を取り付けて、バイタルサインのチェックを行っていきます。

 

使用する麻酔の種類にもよりますが、バイタルの状態によっては手術できないこともあります。バイタルサインは看護師が責任をもってしっかりとチェックしておきましょう。

 

もし、異常があればすぐに医師に報告して指示をもらうようにします。

 

患者さんの身の回りの準備が済んだら医師を呼んでデザインを行っていきます。吸引する脂肪にマジックやマーカーで大まかに印をつけて患者さんと最終確認を行っていきます。

 

カウンセリング時に吸引する脂肪の部位は確定していますので、ここでは最終的な脂肪の状態のチェックと患者さんのご希望の確認のみ行います。

 

麻酔をかけてオペ介助をおこなう

デザインが済んだらいよいよ麻酔をかけていきます。麻酔は医師が管理してくれるので、看護師は患者さんのバイタルサインに変化がないかどうか集中してチェックしていきます。

 

ここからの動きは看護師が直接介助になるか間接介助になるかで異なってきます。

 

  • 間接介助の場合
  • 清潔な範囲には触れられませんので、医師と直接介助の看護師のサポート、患者さんのバイタルのチェックにまわることになります。

  • 直接介助の場合
  • 医師に手術道具を手渡したり、手術道具に付着した血液を拭き取ったりといった術野付近の作業の手伝いをしていくこととなります。

 

どちらの役割になったとしても慣れるまでは動き方が分からずあたふたしてしまうと思いますが、慣れてしまえば難しいことはありませんので簡単です。

 

清潔操作に自信がない看護師さんも多いかもしれませんが、普段から顔の整形手術などである程度慣れることができるので、美容整形クリニックに勤めて半年もすればバッチリ清潔操作もできるようになります。

 

美容クリニックに転職をご検討中の看護師さんにとっては手術室での看護は未知の領域で怖いことや不安なことも多いかと思いますが、必ず誰でもできるようになるので安心してください。

 

特に美容整形クリニックの場合教育体制はしっかりしていることが多いので、わからないことは一から丁寧に教えてもらえます。

 

内科の経験しかない場合でも、少しずつ手術室での看護ができるようにサポートしてもらえますので、毎日勉強して成長していくことができます。

 

自信がない方も絶対に大丈夫なので、手術室の看護に自信がない方も是非美容クリニックの看護師にチャレンジしてみてくださいね。

 

オペ介助をおこなう
間接介助の場合

具体的な手術中の看護師の動きですが、間接介助の看護師となった場合には、手術室の不潔領域のお仕事と、患者さんのバイタルサインのチェック、麻酔の合併症への対応などたくさんの業務を並行して行うことになります。

 

手術室の介助に不安のある看護師さんの中には直接介助より間接介助の方が簡単そう…と感じている人も多いかと思いますが、意外と間接介助の看護師の方が難しいお仕事や応用力を求められます。

 

脂肪吸引の手術では麻酔を使用しているうえ、脂肪を大量に吸引していくため患者さんのバイタルが変動しやすくなっています。

 

麻酔の影響で呼吸が不安定になり易い他、脂肪を吸引していることに関連して血圧も安定しないことが多いです。

 

その為、バイタルが変動した際は直ちに医師に報告し指示を仰ぎ、適切な処置ができなければなりません。

 

具体的には、バックバルブマスクの操作や挿管介助の技術、緊急時の薬剤投与のプロトコールの知識などが求められます。

 

そういった緊急の事態が起こることは美容クリニックの手術ではまずありえませんが、実際に死亡事故なども過去には起きているため、看護師にはその技術やスキルは必要です。

 

大変ですがしっかりと勉強して、緊急時には自信をもって対応できるようにしておきましょう。

 

直接介助の場合

直接介助の看護師となった場合には清潔・不潔に注意して医師が手術をし易いように介助を行っていきます。

 

脂肪吸引術の場合は豊胸術のようにメスで大きく身体を切開することはないので、使用する手術道具の種類も比較的少なく作業は覚えやすいです。

 

難しい点はカニューラの太さや長さが様々あるので、吸引する部位や深さによって適切なカニューラを選択して医師に手渡していく判断力が求められることくらいです。

 

しかし、医師によってはカニューラを指示してくれることも多く、間違っていたとしても「もう少し細いの」などと指示をもらえる為、その通りのものを手渡していけば問題はありません。

 

慣れてくると直接介助のお仕事は楽しく、自分の頑張り次第で手術のスムーズさに影響も出るためやりがいもあります。

 

医師からも信頼されるようになってくると、美容クリニックの看護師としての自信もついてきます。

 

直接介助の看護師になる事は最初のハードルは高く感じるかもしれませんが、美容クリニックに転職をご検討中の看護師さんには是非勇気をもってチャレンジしていただきたい分野ですね。

 

脂肪吸引の手術は患者さんの体の目立たない場所に穴をあけてそこからカニューレを入れて脂肪を吸引するだけですので、脂肪の吸引が終わったら穴の部分を縫合して手術は終了です。

 

大きな手術というイメージも強い脂肪吸引ですが、実際には1時間もかからず手術が終わることも多いです。

アフターフォロー

脂肪吸引の手術が終わったら麻酔が覚めるまで、患者さんには安静にして頂いてモニター類はつけたままにしてバイタルをチェックしていきます。

 

意識が戻って水分が取れる状態になったら、内服の痛み止めも早めに飲んでもらうと良いですね。

 

点滴から痛み止めは注入されていますが、意識が戻った時から痛みを訴える患者さんは多いため、痛み止めを内服することで精神的に落ち着く方が多いです。

 

意識が戻って1〜2時間ほどベッドで休み、歩いてお手洗いに行けるようになってきたら医師に確認して点滴を抜去していきます。バイタルにも異常がなければモニター類も外しましょう。

 

患者さんは朝から食事をぬいてもらっていて血糖値が下がっていることが多いので、飴やチョコレートなどを準備して食べて頂いたり、軽食を出したりすると転倒のリスクが減り安心です。

 

ふらつく事なくトイレに2〜3回行くことが出来れば、もう帰宅していただいても大丈夫です。帰宅にあたって、着替えや身の回りの整理を積極的にお手伝いしていきます。

 

患者さんがタクシーを利用する場合には、患者さんがタクシーを探して歩き回らなくて済むように手配をしましょう。

 

脂肪吸引の手術後は抜糸や経過観察の目的で、おおよそ術後1週間後に再診を行うことになるので、忘れずに次回の予約も取っておきましょう。

後片付け

患者さんの見送りが済んだら後片付けに入ります。

 

手術道具の片付けや手術室の環境整備等についてはプロテーゼの記事で詳しく触れていますので、そちらも参考にされてみてくださいね。

 

脂肪吸引手術の後片付けで特徴的な部分は、取り出した脂肪の処理です。

 

人体から取り出したものですので、分別の区分としては、血液と同じ感染性の体液になります。間違っても普通の燃えるゴミに捨ててはいけませんので注意しましょう。

 

脂肪吸引に使用した機械の片付けやメンテナンス方法は美容クリニックごとにマニュアルがあるかと思いますので、その通りに丁寧にメンテナンスしていきます。

 

脂肪吸引に使用される機械は数千万円もするような高級な機械ですので、壊さないよう取り扱いには十分に気を付けましょう。

 

ここまでで脂肪吸引の基本的なオペ介助は終了です。

 

ここまで読んでみてある程度理解してもらえたら、あとは転職先の美容クリニックで模擬研修や実践経験を積んでいくのみです。頑張りましょう^^

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