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ヒアルロン酸を使った施術中の看護師の役割や介助

施術前の準備

麻酔を施す

美容外科/美容皮膚科クリニックではヒアルロン酸を注入する際に、あらかじめ患者さんに麻酔を施すことが多いです。

 

注射による施術のため、その針が皮膚を刺す痛みを軽減すべく表面麻酔(表皮麻酔)と呼ばれる麻酔を行っていきます。

 

美容整形クリニックごとに使用する表面麻酔の種類は異なってきますが、大体のものがクリームタイプの製品です。

 

この表面麻酔のクリームを施術する部位(例えば鼻や涙袋)に綿棒で少量をムラなく塗布します。この麻酔は空気に触れると効果が薄れてしまうので、塗布した部分はラップやテガダームなどで保護します。

 

その後、30分〜1時間ほど効き目が出るまで待って、施術に移ります。

 

表面麻酔を使用していない美容整形クリニックであっても、氷で冷やして患部の痛覚を麻痺させるなど、何らかの痛み対策を行っているところが多いですね。

 

ヒアルロン酸を準備する

次に、施術にあたりヒアルロン酸を準備していきます。

 

前のページで紹介したように、ヒアルロン酸は分子の大きさによって製品の種類が分かれています。そのため看護師は患者さんが使用するヒアルロン酸をしっかりと確認して、種類の間違いがないように準備することが大切です。

 

ヒアルロン酸は未開封のものであれば常温でも保存できますが、開封したものは必ず冷蔵庫で保管します。開封済みのものは使用期限も短くなるので、医師に確認して開封済みのヒアルロン酸は必ず早めに使い切るようにします。

 

ヒアルロン酸注入に使用する針は、ヒアルロン酸の分子の大きさによって異なります。分子の大きいヒアルロン酸を注入する際には太めの針を、分子の小さいヒアルロン酸を注入する際には細めの針を使用していきます。

 

具体的には分子が大きいもののときは23〜25G、分子が小さいものの時には25〜27Gくらいの針を使用します。

 

【余談的なお話】

余談ですが美容整形クリニックには、普通の病院にないようなとても細い針があったりします。30Gや34Gなど髪の毛よりも細いような針を使用している美容整形クリニックも多いです。

 

美容整形クリニックに来る患者さんは病気ではないので、施術にあたり注射の痛みを少しでも軽減させる目的で、細い針を使用しているクリニックは多いです。

 

局所麻酔等を行う際にはこのような細い針を使用できるのですが、ヒアルロン酸注入にはある程度強度の強い針が必要なため、最低でも27G以上の太さの針を使用していきます。

 

ヒアルロン酸の発注・在庫管理について

 

ヒアルロン酸の発注先は海外の場合も多くなります。海外に発注する場合は、円とドルの相場やキャンペーンなどの時期によっても仕入れ値が変わってくるので、その点も考慮して的確に発注していくことが重要です。

 

定期的に注文している業者があればFAX等でキャンペーンのお知らせなどが来るはずですので、こまめにチェックして安い時に多く仕入れておきます。

 

保管はヒアルロン酸の場合、常温でも数ヶ月〜数年はもつので、多く頼んでいても使いきれる場合がほとんどです。一応、定期的に有効期限を確認して、残数と照らし合わせて発注の時期なども考えておくと良いですね。

 

ヒアルロン酸注入における施術の準備は表面麻酔の塗布、ヒアルロン酸・針の準備で終了です。

 

簡単ですが、忙しい時はどの患者さんにいつ表面麻酔を塗ったか分からなくなり混乱しがちなので、看護師はきちんと把握して気をつけるようにします。

施術中の看護と介助

ヒアルロン酸注入は必ず医師が行いますので、看護師は直接ヒアルロン酸注入に関わることはありません。

 

看護師は患者さんの身の回りのお世話をしたり、医師の施術の介助を行ったりしていきます。

 

マーキングをおこなう

まず、施術にあたり塗布していた表面麻酔をふき取っていきます。このふき取りは特に清潔にする必要はないのでティッシュペーパーやコットンなどで行ってOKです。

 

次に医師がどのような感じでヒアルロン酸を注入していくか患者さんの皮膚にペンでマーキングをしていきます。麻酔のクリームのふき取りが甘いと、ペンがつかなくて作業が滞るため、麻酔のクリームは残らないようしっかり拭き取っておくことが大切です。

 

この時、患者さんと医師で相談しながらデザインを考えますが、患者さんの希望がうまく医師に伝わるように看護師がアシストしていくことが重要です。

 

例えば、涙袋にヒアルロン酸を注入する場合であれば、「全体をぷっくりさせたい」「目尻側にボリュームを持たせたい」など患者さんによって、好みの涙袋の形が異なります。

 

そういった希望を患者さんが医師に伝えやすいよう、「全体的にぷっくりした感じがお好みですか?」「目尻と目頭どちらかにボリュームをつけたい等ご希望はございますか?」など、臨機応変に声かけをしていきましょう。

 

ヒアルロン酸を注入する

マーキングが済んだら、いよいよヒアルロン酸を注入していきます。ヒアルロン酸の入ったシリンジに適切な太さの針をつけた状態にして、消毒のアルコール綿と一緒に医師に手渡します。

 

医師が消毒をしてヒアルロン酸注入をしている間は、看護師はティッシュペーパーなどを手に持って一時待機します。

 

このティッシュは、もし針を抜いた後患者さんの皮膚から出血があった場合すぐに抑えて止血するために手に持っておきます。出血があった場合はすぐに止血しないと内出血になるので、止血のスピードが大変重要なのです。

 

内出血が出るとヒアルロン酸治療の効果がどれだけ素晴らしくても、患者さんによってはクレームになってしまいます。クレームになると最悪の場合、施術の費用を全額返金しなければならなくなるので細心の注意が必要です。

 

ちなみに出血が起きるかどうかは、針を刺してみてそこに毛細血管があるかどうかの違いなので完全に運です。医師の技量に関わらず出血するときはしてしまいますし、出血しないときはしません。

 

看護師はいつ出血しても対応できるように、常に万全の体勢で待機しておきましょう。

 

ヒアルロン酸注入時の痛みをケアする

次に患者さんのお世話についてですが、ヒアルロン酸注入に際して患者さんはかなり痛い思いをします。

 

表面麻酔は行っていますが、あくまでも表面麻酔は皮膚表面の痛点に対する麻酔です。そのため、皮膚内部の痛点は正常に働いてしまい、患者さんは看護師の予想以上に痛みを訴えられます。

 

痛みの程度はヒアルロン酸を注入する部位によってだいぶ異なります。最も痛いのが口唇、次が涙袋といったところだと思います。

 

痛みは患者さんの主観的なものなので、一概には何とも言えませんが、基本的に「すごく痛いという前提で」施術中の患者さんには接しましょう。

 

痛みをどうにかすることは看護師にはできませんが、手を握ったり声をかけるだけでも患者さんの精神は大きく安定します。痛みに弱い患者さんの場合は積極的に手を握るなどして、精神的な支えとなるように努めましょう。

 

患者さんが痛みを感じたり、不安や緊張を強く感じると、それに比例して患者さんの血圧が高くなります。血圧が高くなると血管が拡張してしまうため、出血のリスクが非常に高くなってきます。その結果、大量に出血し、施術後に内出血がぼっこり出てしまい、大きなクレームにつながることも多いです。

 

そういったクレームを防ぐ目的でも患者さんの精神面のケアは大切です。忙しい中でもこのことは重々心に留めて、誠心誠意患者さんに尽くすようにしましょう。

 

注入するヒアルロン酸の量を調整する

ヒアルロン酸の注入が終了したら患者さんと医師とで鏡を見ながら仕上がり具合を確認していきます。ここでもし、もう少し量を足してほしいなど患者さんの要望があれば、ヒアルロン酸を再注入していくことになります。

 

この段階で一番注意しなければならない事がヒアルロン酸の注入過多です。

 

患者さんによっては、ずっと鏡を眺めているうちにわけがわからなくなってきて、変になるほど追加注入を希望される方がでてきます。例えば、鼻等はその最たる例で、高ければ高いほど良いんじゃないかという錯覚に陥る患者さんも多いです。

 

そうなった場合、医師がストップをかける場合も多いですが、必要であれば看護師も適切に意見を述べることが重要です。

 

ヒアルロン酸を注入しすぎて、物理的にあり得ないような顔になるという失敗例は、思いのほか多いものです。施術中であっても看護師は冷静に客観的にその患者さんにとって一番美しい仕上がりを見極め、ヒアルロン酸の注入量を判断していく事が重要です。

 

医師の性格にもよりますが、患者さんに言われるがまま、どんどんヒアルロン酸を注入する医師も少なからず存在します。そういった医師の場合には、患者さんの為にも勇気を持って看護師が積極的に意見するようにしていきましょう。

 

当然ですが、医師がしっかりと意見を述べるタイプの場合は、逆にあまり出しゃばったことを言わないように注意しましょうね。

アフターフォロー

内出血が出ている場合はそのフォローをおこなう

ヒアルロン酸注入では施術直後からメイクが可能です。施術が終わったら患者さんをメイクルームにご案内してメイクを直して頂きます。

 

内出血が出ている場合にはメイクで隠せるかどうかが患者さんにとっては、とても重要な意味を持ってきますので、必要があれば内出血の隠し方をアドバイスすると良いですね。

 

メイクしても隠せないほど内出血が出てしまった場合には、患者さんはとても落ち込みます。内出血が出るリスクについてはカウンセリング時に説明していますので、謝罪する必要はありませんが、患者さんの落ち込む気持ちに寄り添うように心がけましょう。

 

また、内出血は術直後に出ていなくても、施術の翌日などにジワジワと出てくる場合も稀にあります。施術中に出血していたのに内出血が残らなかった場合には、翌日に内出血が出てくる可能性もありますので、一言患者さんに説明しておくと良いでしょう。

 

ヒアルロン酸の施術の効果自体は施術直後から出ていますし、仕上がりも医師と患者さんで確認していますので、仕上がりでクレームになる事はほとんどありません。

 

もし、患者さんが仕上がりに満足していないようであれば、医師に伝えて再注入してもらえるように手配しましょう。

 

メイクが終了したら、患者さんにはすぐに帰宅していただいてOKです。他のオペ等の場合は内服薬の説明や術後の注意事項の確認があったりしますが、ヒアルロン酸注入の場合はそういった説明や注意事項は一切ありません。

 

生活の制限も何もありませんので、患者さんに不安な事・心配な事がないかだけ確認したらすぐにお見送りしましょう。

 

クレームにならないようにきちんと効果を説明する

唯一ヒアルロン酸注入の施術後に注意しなければならないことは、ヒアルロン酸の持ちの長さに個人差がある事をきちんと理解してもらうことです。

 

同じ分子の大きさのヒアルロン酸を使用していても、身体が吸収する速度には個人差があります。

 

例えば、同じ1年持つヒアルロン酸を使用したとしても、ある患者さんは半年程しか効果が続かず、ある患者さんは2年近く効果が持続したという事があり得ます。

 

施術前のカウンセリングで、ヒアルロン酸の効果の持続期間はあくまで目安であり、個人差があると説明はされているはずですが、施術後にもう1度看護師からもその点を確認しておくと良いでしょう。

 

この施術後の説明を怠ると、後々患者さんから「全然効果が続かなかった!」「だまされた」などといったクレームを受ける可能性が高まります。

 

こうなってしまうと、カウンセリングを担当した受付カウンセラーが説明不足という事で怒られてしまいますので、それを防ぐためにも看護師も患者さんへのフォローは徹底しておくようにしましょう。

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