【医療脱毛編・オペ介助】美容外科/美容皮膚科で働く看護師のオペ介助

【医療脱毛編・オペ介助】美容外科/美容皮膚科で働く看護師のオペ介助

こんにちは、美容クリニックで看護師として働くヨッピーです^^

コチラの記事では医療脱毛(主にレーザー脱毛)について基本的な内容を説明しました。

今回は具体的に医療脱毛時の看護師の動き(介助)について解説していきますね!

【医療脱毛編・概要】美容外科/美容皮膚科で働く看護師のオペ介助【医療脱毛編・概要】美容外科/美容皮膚科で働く看護師のオペ介助

医療脱毛における看護師の役割や介助

レーザー脱毛器は医師または看護師のみが扱える

レーザー脱毛器は医師または看護師のみが扱える
レーザー脱毛器は医療機器なので、医師または看護師しか扱うことができません。

どの器械もパワーや効果が大きい分、火傷などのリスクも高いです。

きちんとした脱毛の知識と器械の技術を持った専門職しか使用できないという点が、医療脱毛の最大の特徴であり、安心と信頼の証。

医師・看護師が扱えるレーザー脱毛器ですが、実際の現場では医師が脱毛を行っている美容クリニックはほとんどなく、看護師が施術を行なっていることが大半です。

ヨッピー

医師の人件費は非常に高いので、ある意味、当然のことと言えますね。

医療脱毛の事前カウンセリング

基本的には

  • 最初のカウンセリングや脱毛の説明、プランについて→カウンセラー
  • 診察や肌のチェック、リスクの説明→医師
  • 実際の脱毛施術やアフターフォロー→看護師
が担当するという流れになっています。

美容クリニックに転職を考える看護師さんにとって、医療脱毛が仕事内容にある場合、脱毛はかなり重要なウエイトを占める仕事になってくると思います。

MEMO
春先〜夏前ぐらいの繁忙期は1日の大半を脱毛の施術時間が占めることも多く、アリシアクリニックのように脱毛だけに特化しても経営が成り立っている美容皮膚科クリニックもあるくらいです。

施術前の準備

施術前の準備

医療脱毛で使用する主な物品

美容クリニックによって準備する内容は少し異なりますが、多くの場合で次のような物を準備します。

  1. レーザー脱毛器
  2. ジェル
  3. アイスノン(凍らせたタオル)
  4. 乾いたタオル(ティッシュ)
  5. 塗り薬(軟膏)

レーザー脱毛器

医療レーザー脱毛器

医療レーザー脱毛器

コチラの概要記事で紹介したように医療脱毛器にもたくさんの種類があります。

それぞれの機械によって操作方法は異なりますが、設定をいじるのは基本的に

  • 照射するパワー(出力)
  • 照射時間
くらい。

お客さんの肌の状態によってパワーや時間を変えていきます。

カルテにはお客さんの肌の色や毛の状態(太さ・色素の濃さなど)を記入する欄が部位ごとにあるので、それを見ながらお客さんに合わせた器械の設定にしておきましょう。

初回でなければ、前回の脱毛時の履歴が記録されているはずですので、前回から基本的には大きく変えずに設定することが大切です。

設定を大きく変える必要があるのは、お客さんの皮膚に何らかのトラブルがある場合。

  • 日焼けしている
  • 吹き出物などの肌トラブルがある

など自分1人で判断せずに、医師や先輩看護師と相談して設定を変えるようにしましょう。

もちろんお客さんの肌状態によってはレーザーを照射できない場合(脱毛できない場合)もあります。

安易に自分で判断して施術を行い、何らかのトラブルがあった場合は自分1人にすべての責任がかかってくるので、必ず医師とこまめに相談しながら脱毛は行うようにしましょうね。

ジェル

医療脱毛で使用するジェル
ジェルはお客さんの皮膚に塗って、レーザー脱毛器の滑りを良くするために使用します。

脇などの小さい範囲であれば良いのですが、背中や足、全身といった広い範囲の脱毛をおこなう時は、いかに手際よく脱毛器を照射していくかがポイント。

ジェルを使用することで、脱毛器の移動をスムーズにすることができるというわけですね。

また、ジェルを塗って皮膚を冷やすことで火傷を予防する効果もあります。

そのため、使用するジェルはあらかじめ冷蔵庫で冷やして準備しておきます。

アイスノン(凍らせたタオル)

脱毛後の患部を冷やすアイスノン
ジェルと同様、火傷を予防する目的でアイスノンや凍らせたタオルなども準備しておきます。

医療脱毛はパワーが大きいため、火傷のリスクはどうしても避けられません。

火傷しないようにその人に合ったパワーで丁寧に脱毛していくことが最重要ですが、事前に冷やすものをたくさん準備しておくことで、火傷リスクをより低くすることができます。

乾いたタオル(ティッシュ)

ジェルを拭き取る乾いたタオル
乾いたタオルはジェルをふき取り、お客さんの体を保護する為に使用します。

医療脱毛ではタオルを大量に使用するため、タオルが必要な枚数そろっているかも、確認して準備しておきましょう。

塗り薬(軟膏)

塗り薬(軟膏)
塗り薬は脱毛終了後、お客さんの皮膚に塗布します。

塗り薬はおなじみのリンデロンVG軟膏ゲンタシンなどを使うことが多いです。

脱毛後の皮膚の状態に応じて塗り薬を塗布しておくことで、火傷のリスクをさらに下げることが狙いです。

予約が詰まっている時は、ある程度スピード勝負になる場合(人数を捌いていかないといけない)時もあるので、モレのないようにチェックしておきましょう!

ヨッピー

しっかりした事前準備がスムーズな施術につながります^^

施術中の看護と介助

施術中の看護と介助
お客さまが来院されたら、(脱毛する部位にもよりますが)まずは着替えてもらったり、メイクを落としてもらったりしてもらいます。

全身脱毛など時間がかかる場合には、お手洗いも事前に済ませてもらった方が良いですね。

看護師は脱毛器やタオルなどの準備をおこない、アイスノン等は使用する直前に出すようにします。

また、お客さんは冷たいジェルを塗られたり、アイスノンを当てられたりと寒い思いをすることが多いので、施術を行う部屋は少し暖めておきましょう。

施術する看護師は汗だくになるかもしれませんが、お客さんが優先なので我慢します。夏場などは特に辛いですが、なるべく涼しいナース服を着るようにして乗り切りましょう。

医療脱毛は1人または2人の看護師で対応

医療脱毛の施術は看護師1人~2人で行います。

2人いる場合には1人がレーザーを照射していき、もう1人が毛を剃ったり、ジェルを塗布したりといった補助にまわります。

医療脱毛は照射部位が

  • 顔だけ・ウデだけなど狭い場合→看護師1人
  • 足・背中・全身など広い場合→複数の看護師
で脱毛を行うことが多いです。

医療脱毛の施術時間は意外に長く、数時間に及ぶこともあります。お客さんに負担がかかり過ぎないように、素早く施術が終わらせることが重要ですね。

具体的な施術の手順としては、以下の流れとなります。

医療脱毛の流れと介助
  • 皮膚の観察とレーザーの設定
  • 剃毛
  • マーキング
  • ジェルの塗布
  • レーザー照射
  • アイシング
  • 軟膏塗布
STEP.1
皮膚の観察とレーザーの設定
皮膚の観察とレーザーの設定
まず最初に、皮膚の観察ですが色や日焼けの状態、毛の様子などを細かくチェックしていきます。

医療レーザーは黒い色に反応するため、皮膚の色が黒い方や日焼けがひどい場合にはパワーを低くして照射しなければなりません。

また、産毛のような色素の薄い毛や細い毛には反応しにくいため、そういった毛を脱毛する場合にはパワーを上げなくてはなりません。

火傷を防ぐために、皮膚の色と毛の状態を見て適切なパワーに設定することが重要。

  • パワーが強すぎれば火傷
  • パワーが弱すぎれば脱毛できない

という結果になってしまいます。

事前にカルテを確認して設定は済ませていることが多いですが、お客さんの皮膚の状態を確認してから最終的な設定は決めるようにしましょう。

STEP.2
剃毛をおこなう
剃毛をおこなう
設定が終わったら次は剃毛です。

医療脱毛のレーザーは前述したように黒い色に反応して熱が発生するので、毛が皮膚表面に残っているとその部分に反応して火傷してしまいます。

剃り残しがないよう、丁寧にチェックしながら深剃りしていきます。

この剃毛は時間がかなりかかるので、美容クリニックによってはお客さんに家で済ませてもらう方針(あるいは500〜1,000円程度の有料制)のところも多いです。

自宅で剃毛をしてもらってきた場合には、剃り残しがないかどうかをチェックして、必要があれば追加で剃毛を行いましょう。

STEP.3
マーキングをおこなう
マーキングをおこなう
剃毛が終了したらマーキングをしていきます。

レーザーをムラなく漏れなく皮膚に照射していくため、皮膚にマジック・マーカーなどでマーキングを行います。

慣れた看護師であればマーキングはしなくても上手にレーザーを照射していくこともできますが、慣れない場合には数cm角くらいに皮膚を分けてマーキングし細かく丁寧に照射していきましょう。

マーキングは水性のマーカーなどを使用して行い、施術が終わったらすぐに拭き取ります。

STEP.4
ジェルを塗布する
ジェルを塗布する
次にジェルを塗っていきます。

ジェルには麻酔などは入っていませんが、ジェルをたくさん塗ってもらった方が照射の痛みが和らぐという方は多いです。

また、たっぷりとジェルを塗った方が機械の滑りが良くなるので、ケチケチせずにたくさん塗っておいた方が経験上、作業もスムーズにいきますね^^

STEP.5
レーザーを照射する
レーザーを照射する
次はいよいよレーザーの照射です。

レーザーを照射する際には設定が適切かどうか、皮膚の目立たない部分で2、3回試し打ちをしてみます(何度か通われてきている人の場合は省くことも)

そこで皮膚が火傷っぽくなるような事があればパワーを下げて照射します。

注意
試し打ちはトラブルを防ぐためには重要ですので、部位ごとに目立たない部分で必ず行うようにしましょう。

試し打ちで問題が無いことを確認した後は、いよいよ本照射に移ります。

本照射では、皮膚を十分に伸展してからレーザーを当てることが非常に重要です。

皮膚を伸展せずにレーザーを照射すると、1つ1つの毛根に上手くレーザーが当たらず、脱毛の効果が得られにくくなってしまいます。

そのため、この伸展する作業はとても重要ですので、面倒でも抜かりなく行いましょう。

右利きの看護師であれば右手でレーザーをもって照射し、左手でお客さんの皮膚を伸展していきます。

看護師が複数人いる場合には、レーザーを照射しない別の看護師が、皮膚を伸展して補助してあげると良いでしょう。

MEMO
照射の際には打ちムラがないように照射することはもちろんですが、二重にレーザーが当たってしまうことも良くありません。

二重に重なってレーザーが当たってしまうと、その部分が火傷になるリスクが高まってしまうからです。

隙間なく重ならないようにレーザーを照射することは想像以上に難しい作業です。

医療脱毛に慣れた看護師であっても、やはり、集中して施術に臨まなければお客さんを火傷させてしまいます。

医療脱毛は美容クリニックの施術の中でも、看護師が責任を大きく負うことになる分野の1つ。

お客さんに火傷を負わせてしまった場合、最悪訴訟を起こされた事例もありますので、十分に注意して施術を行うことが重要です。

STEP.6
アイシングをおこなう
アイシングをおこなう
レーザーの照射が終了するとジェルやマーカーをふき取って、アイシングをしていきます。

アイシングは美容クリニックによってやり方や時間が異なりますが、大体の場合、レーザーを照射した部分を10分ほどアイスノンや冷やしたタオル等で冷やすことが多いです(脱毛器の種類によってはアイシングをしない場合もあります)

アイシングをすることでダメージを受けたお肌をクールダウンして炎症を抑えることができ、ひいては火傷を防ぐことができます。

そのため、レーザー照射終了後はお客さんの皮膚をよく観察して、火傷になりそうな部分はないか、レーザーが当たっていない部分はないかどうかチェックしていきます。

もしレーザーが当たっていない部分があれば(いわゆる”打ち漏れ”)、再びジェルを塗布してレーザーを当てていきます。

STEP.7
軟膏を塗布する
軟膏を塗布する
アイシングが済んだら、お肌に残った水分を清潔なタオルでふき取って、軟膏を塗布していきます。

軟膏の種類は、美容クリニックによって決まったものを使用していることが多いですが、お客さんの皮膚の状態によっては処方を変えてもらうことが必要です。

脱毛後のお客さんのお肌の様子がいつもと異なる場合は、必ず医師に診察してもらって、使用する軟膏を判断してもらいましょう。

STEP.8
上記の作業を部位ごとに繰り返す
ここまでの流れを、身体の各部位ごとに繰り返して行っていきます。

一気にすべての部位の作業を行うのではなく、腕なら腕、足なら足といった感じで、部位ごとに分けて作業していきます。

なので、例えばお腹とお尻と背中にレーザーを照射したい場合には、まずお腹を脱毛してから、お客さんにうつぶせになってもらい、まとめてお尻と背中に照射を行うという流れになります。

なるべくお客さんにムダな動きをさせないように、脱毛希望部位に合わせて照射する順番を考えましょう。

ヨッピー

人によっては照射する順番を自分で決めたいという人も中にはいるので、その場合は相談しながら順番を考えると良いですね^^

アフターフォロー

脱毛部位の痛みを確認

脱毛部位の痛みを確認
レーザーの照射が終わったら、ヒリヒリする箇所や痛い箇所がないか確認します。

照射直後は多少皮膚がヒリヒリしたりすることは多いので、あまり心配しなくても大丈夫ですが、酷いようだと火傷になる可能性が出てきます。

ヒリヒリ感や痛みが強い部分があれば、アイシングを少し長めに(20分ぐらい)すると、たいていの赤みやヒリヒリ感は改善します。

保険の意味も込めて長めに冷やしておいても良いでしょう。

次回の予約と日焼け対策・保湿の重要性について説明

次回の予約と日焼け対策・保湿の重要性について説明
肌の状態に問題がなければ、お客さんに着替えやメイク直しをしていただきます。

この間に使用したタオルやアイスノン、ジェルなどは部屋から片づけます。

お客さんの帰宅準備が整ったら、処方されている軟膏や日焼け止めをお渡ししてお見送りします。

ヨッピー

希望があれば、次回の脱毛の予約も帰り際に受付で済ませることも多いです。

最後に、医療脱毛後のお肌はデリケートで、日焼けなどのダメージを受けやすくなっているので、日焼け対策の徹底をお願いしましょう。

また併せて、いつも以上にお肌の保湿もしてもらうようにします。

これは保湿をすることで、肌のダメージを抑えられることもありますが、レーザーの効き目が良くなる(脱毛効果が高くなる)からです。

後片付け

タオルやベッドシーツの片づけ

タオルやベッドシーツの片づけ
お客さんが帰った後は、後片づけをしていきます。使用したタオルやベッドのシーツ、タオルケットなどはすべて洗濯していきます。

美容クリニックによって

  • 洗濯を業者さんにお願いしているところ
  • スタッフが空き時間に行っているところ
があります。

看護師が洗濯も行う場合は、タオルにほつれがあったり、汚れがついていたりするとお客さんが不快な思いをされるので、細かいところもチェックしながら洗濯するようにしましょう。

また、タオルやタオルケットなどは消耗品ですので、定期的に買い替えることも大切。

古くなってボロボロのタオルではクリニック自体の印象も悪くなるので、経営者や院長と相談してボロボロのものは適宜買い替えてもらうように働きかけましょう。

使用したジェル・ヘラ・カミソリなどの片づけ

使用したジェル・ヘラ・カミソリなどの片づけ
ジェルは使用して足りなくなっていたら、補充しておきます。

未開封のものは常温保存できますが、開封したものは冷蔵庫で保管しましょう。

ジェルの塗布に使用したヘラなどは、洗剤等できれいに洗浄してから片づけます。

また、剃毛に使用するカミソリが使い捨てでないものの場合は、必ず消毒を行いましょう。

脱毛器のジェル汚れは念入りに落とす

脱毛器のジェル汚れは念入りに落とす
医療脱毛の機械もジェルなどで汚れている場合があるので、全体を軽く拭き掃除しておきます。

特にレーザーを照射するヘッド部分に汚れがついていると機械の故障の原因となるので、必ず綺麗にしておくようにします。

最後に、医療脱毛に使用した部屋には毛がたくさん落ちているので、掃除機で綺麗に掃除をします。

ベッドの上にも毛が散らばっていることが多いので念入りに掃除をし、次の方を迎え入れるためにも清潔な空間を保つようにしましょう。

以上で医療脱毛時の看護師の動き・介助は終了です。

ヨッピー

最後に脱毛部位ごとに押さえておいた方が良いポイントなどを紹介したいと思います!

【部位別】医療脱毛のワンポイントアドバイス

顔のムダ毛の医療脱毛

脱毛器の出力調整には細心の注意を

顔の脱毛では顔の部分によって毛の濃さが異なるので、レーザーの出力を微調整していくことが重要です。

例えば口周りの産毛などは色素が薄いことが多いので、ある程度強いパワーで照射していく必要があります。

逆に、眉毛や髪の毛の生え際のあたりは色素が濃い毛が生えているので、パワーを少し弱めても脱毛の効果が得られやすいです。

また、顔は体の中でも最も人目に付く部分なので、万が一でも火傷になるようなことがあってはいけません。

身体の目立たない部分であれば、多少火傷っぽくなっても笑って許してくださるお客さんもいますが、顔となるとそうはいきません。

火傷しないように細心の注意を払いながら施術していくことが最重要ポイントとなります。

MEMO
顔の産毛は自分で剃っていると濃くなったり、毛穴が目立つようになってしまう原因となるので、脱毛の人気部位となっています。

客層は大半が女性で、年齢は10代〜70代のおばあちゃんまで幅広い年代の方が来院されますね^^

また、男性でヒゲ以外の顔の脱毛をされる方は、ほとんどがホストや芸能関係の方となっています。

ヒゲの医療脱毛

かなり痛みが大きいヒゲ脱毛

ヒゲは人間の体の中でも濃くて太い毛が密集して生えているので、脱毛時の痛みはかなり大きいことが特徴です。

特に鼻下のヒゲを脱毛する時が一番痛いという方が多いです。

そのため、初回は弱いパワーでレーザーを照射していき痛みに慣れてもらいます。

そして、毛が少し弱って細くなってきて、お客さんが痛みにも慣れてきたところで少しずつパワーを上げていきます。

ただ、痛いことには変わりありませんので、照射の間に小休憩を取ったり、労いの言葉をかけるようにしましょう。

ヒゲは毛が生える周期も体の他の部分と異なり少し早いので、最初は約2週間〜1ヶ月に1度くらいのペースで通ってもらいます。

ヨッピー

3〜4回ほど脱毛が終わったら1〜2ヶ月ぐらい開けて脱毛をしていきます。

ヒゲ脱毛の効果は個人差が出やすいのできっちり説明を

ヒゲ脱毛は、早く終わる方と毛が手強くてなかなか脱毛できない方の個人差が大きい部位でもあります。

通常は1年くらいの脱毛コースを組んでもらえれば、大体のムダ毛の永久脱毛が完了します。

しかし、ヒゲの場合は脱毛完了まで2年くらい掛かる方もたまにいたりします。

なので、効果には個人差がある点を伝えて、お客さんに納得してもらうことが重要ですね。

ヨッピー

施術内容を決める段階で美容カウンセラーが説明しているはずですが、看護師からも説明しておくと良いと思います。
MEMO
ヒゲ脱毛は男性に1番人気の部位です。

男性であればほとんどの方が毎朝ヒゲを剃っていますので、その手間や労力を考えて、医療脱毛に踏み切る方が多いですね。

年齢層としては20代~30代の若い方がヒゲ脱毛のお客さんの80%ほどを占めています。

ワキの医療脱毛

ワキ脱毛では皮膚を伸ばすことが大事

ワキの毛自体は結構濃いのですが、目立たない部分ですので、皮膚が強い方であれば強いパワーでレーザーを照射して早く脱毛を完了させることも可能です。

ワキにレーザーを照射する際には、皮膚がもたつきやすい部分ですので、看護師はしっかりと伸展して照射することがポイントです。

照射する範囲が狭いので打ちムラも出にくいですし、初心者の看護師でもチャレンジしやすいのがワキ脱毛ですね。

ヨッピー

始めのうちは別の看護師に皮膚の伸展を手伝ってもらい、慣れてきたら自分1人で伸展とレーザー照射をできるようにすると良いと思いますよ。
MEMO
ワキ脱毛の中でも最も人気のある部位。

女性であればワキに毛が生えているなんてことはあってはならない風潮ですし、自分で毎日処理をするのは面倒ですよね^^;

また、ワキ脱毛はお試しの部位としても人気で、医療脱毛でもキャンペーンなどをよく行っています。

そのため、ワキから脱毛を始めて、そこで効果を体感してもらい、さらに他の部位も脱毛するといった傾向がありますよ。

ボディのムダ毛の医療脱毛

腕とヒザ下が人気部位

身体の脱毛は今や女性にとってはエチケットのようになってきています。

若い女性であっても数十万円をかけて全身脱毛をされる方も少なくありません。

ボディの脱毛の中で人気の部位は、目立ちやすいウデやヒザ下です。

全身脱毛とまではいかなくても、ウデとヒザ下さえ脱毛しておけば日常のお手入れがかなり楽になるので、人気となっているのも納得できますよね。

また、最近では背中うなじなど、「夏になると露出したいけど、自分では処理しにくい・・・」といった部分の脱毛も、人気が出ているように個人的に感じています。

うなじは完全に毛がなくなってしまうと逆に老けて見える部分ですので、中途半端な脱毛加減で脱毛を終了するお客さんが多いことも特徴ですね。

逆に、背中については一生お手入れしなくて良いように、徹底的に脱毛する方が多いです。

細かい部分の美容に力を入れていらっしゃる女性の方ですと、指の付け根の産毛の脱毛も人気です。

この部分を脱毛しておくと毛穴も目立たなくなりますので、手が美しく見えるというメリットがあります。

MEMO
男性でボディの脱毛をされる方も意外と多くいらっしゃいます。

アスリートの方では、テーピングを巻くことが多い部分を脱毛される方が多いですね。また、水泳選手は水の抵抗を抑えるために、ワキも含めた全身の脱毛を希望されることが多いです。

他にも性同一性障害の方や、モデルさんなど芸能関係の方などもボディの脱毛を受けに来られています。

VIOの医療脱毛

VIO脱毛を受ける女性・男性が増えている

最近、非常に流行ってきているのがVIOの脱毛。

VIO脱毛は

  • デリケートゾーン脱毛
  • エチケット脱毛
とも呼ばれ、普段特に人目に付く部分ではありませんが、水着の季節に毛がはみ出したりしていると恥ずかしいですし、男性に見られることを考えて整える女性が増えています。

VIOの部分は毛の生え方の個人差が大きく、脱毛しなければショーツに毛が収まらないだろうなというお客さんもいれば、元々の毛がとても薄くて脱毛する必要がないような方もいます。

Vラインの毛は自分でも確認できるので、形などはお客さんの好みで決めて頂きます。

IとOの部分の毛は完全に無くしても大丈夫ですので、毛が無くなるように丁寧にレーザーを照射していきます。

ちなみにVラインの形にこだわる方もいて、過去に「ハート型」「稲妻型」にして欲しいという希望も受けたことがあります^^;

ヨッピー

最近は男性のVIO脱毛も流行っていて、ヒゲの次に人気がある部位だったりしますね^^

照射時の注意はもちろんプライバシーへの配慮も必要

VIOはヒゲと同じく濃くて太い毛が密集して生えている部分です。

しかもIとOの部分は皮膚が粘膜にもかかってきていますので、大変デリケートな部位でもあります。

顔と異なり、火傷しても目立たない部分ではありますが、看護師は注意してレーザー照射しなければならない場所です。

また、場所が場所だけにお客さんも恥ずかしい思いをされながら施術を受けています。

できれば、同じ看護師が毎回施術を担当するようにして、お客さんのプライバシーに十分に配慮しながら施術を行うようにしましょう。