美容クリニック 看護師 営業ノルマ インセンティブ

MENU

【事例1】大手の美容整形外科クリニックAの場合

美容整形外科クリニックAの売上目標(営業ノルマ)

美容整形外科Aは、全国展開している業界最大手の美容整形外科の1つで、毎月の各分院の売上目標金額は数千万円〜億単位にのぼります。

 

分院ごとに売上を競っていて、売上達成率が上位の分院には月ごとに表彰が行われ、看護師にも売上に応じて一定のインセンティブが支払われます。

 

インセンティブの金額はかなり大きく、月5〜10万円以上になることもあります。美容外科クリニックで月給40万や50万円以上という看護師求人は、こういったインセンティブが含まれているケースも多いですね。

 

美容整形外科Aではお客さんへのカウンセリング営業はすべて医師とカウンセラーが行っており、看護師はオペ室での手術介助とレーザー脱毛の施術のみを専門に行います。

 

看護師がお客さんに対して施術を売り込むことは基本的にしなくてもOKですが、お勧めの施術などをお客さんに尋ねられることがあれば、看護師が説明して契約につなげる事もよくあります。

 

売上目標(営業ノルマ)を達成するとどうなる?

先程も言ったように院全体の売上目標を達成した場合には、看護師にも一定のインセンティブが支払われます。しかし、その割合は医師やカウンセラーと比較すると少なく設定されています。

 

逆に、医師やカウンセラーには個人個人の売上ノルマが設定されており、達成できなかった場合には減給されます。

 

看護師の場合は個人のノルマはないため、売上が低くとも減給の対象とはなりません。

 

給与や賞与・ボーナスへの影響は?

美容整形外科Aにおける、看護師へのインセンティブの支払いには明確な計算式が決められています。

 

まず、インセンティブの支払いは、売上目標の90%以上を達成した場合のみです。

 

そして具体的には、以下のようなパーセンテージごとのインセンティブ表が存在します。

売上目標達成率 月給上乗せ分
90% 10%
100% 20%
110% 30%
120% 40%

 

表の見方についてですが、売上目標の90%を売り上げた場合⇒基本給の10%を月給に上乗せ、目標の100%を売り上げた場合⇒基本給の20%を給与に上乗せ…という形で、MAX40%を上限にインセンティブが支払われます。

 

例:ある月の売上目標が7,000万円で、売上目標の100%(つまり7,000万円)を売上げた場合

基本給36万円の看護師であれば…

 

売上目標の100%を売上げた
基本給の20%が月給に上乗せされる
  ↓
インセンティブの金額は基本給36万円×20%
7万2,000円
  ↓
つまり、この月のお給料は36万円+7万2,000円
43万2,000円(+諸手当)

 

という計算になります。

 

例:ある月の売上目標が7,000万円で、売上目標の120%(つまり8,400万円)を売上げた場合

基本給36万円の看護師であれば…

 

売上目標の120%を売上げた
基本給の40%が月給に上乗せされる
  ↓
インセンティブの金額は基本給36万円×40%
14万4,000円
  ↓
つまり、この月のお給料は36万円+14万4,000円
50万4,000円(+諸手当)

 

という計算になります。

 

これはあくまで、とある月の一例ではありますが、売上目標を達成することで看護師の月給も大幅にUPするため、看護師も他のスタッフとチームワークを組んで売上を伸ばせるように努力をします。

 

しかし、実際に美容整形外科Aでは、元々の売上目標がかなり高く設定されているため、売上目標を達成してインセンティブが支払われることは、そんなにたくさんあるわけではありません。

 

看護師にインセンティブが付くのは、年間で3ヶ月(3回)あれば良い方ですね。

 

ちなみに、美容整形外科Aでは、売上目標の達成は賞与・ボーナスには反映されません。

 

ボーナスの増減は職種に関わらず、個人の評価によって決定されます。この個人の評価には、売上目標のように数字による明確な基準はありません。

 

その看護師個人のコミュニケーションスキル、看護技術力、年齢や勤務経験、勤続年数などにより総合的に判断されます。基本的には勤続年数が長いほど基本給もボーナスも高くなっていく傾向にあります。

【事例2】個人経営の小規模美容皮膚科クリニックBの場合

美容皮膚科クリニックBの売上目標(営業ノルマ)

美容皮膚科クリニックBは、従業員が医師、看護師、カウンセラーを合わせて10名程度、個人で経営している小さなクリニックです。

 

美容皮膚科クリニックBでは看護師個人に売上目標(営業ノルマ)が設定されています。美容皮膚科クリニックBでは院長が経営者であり、クリニック全体としての売上目標と看護師個人の営業ノルマは、全て院長が決定しています。

 

美容皮膚科クリニックBでは保険診療と自由診療の両方を扱っており、看護師に売り上げのノルマが課せられているのは自由診療の領域のみ。

 

看護師はレーザー治療や脱毛といった施術に入った際に、さりげなくお客さんに別の施術も勧めます。大手美容クリニックのカウンセラーのように、カウンセリングルームで座って営業をすることはありませんが、日々の看護業務の間に営業業務を行っていきます。

 

美容皮膚科クリニックBで看護師1人あたりに課せられる営業ノルマは、施術の契約数ではなく売上金額(契約金額)で設定されています。

 

そのため低料金の施術(ほくろの除去など)ではなく、高額の施術(全身脱毛やレーザー治療のコース)の契約を勧めていかなければ、ノルマの達成は難しいです。

 

看護師の勤務年数などによっても差はありますが、具体的なノルマの設定金額は、月に30万〜60万円ほどが目安となっています。

 

美容皮膚科クリニックBで全身脱毛の1年間コースを契約した場合の料金は70万円(税抜)、美肌レーザー治療の半年コースであれば料金は20万〜60万円(税抜)です。

 

このことから、コースの施術を1ヶ月に1〜2件ほど契約できれば、大体ノルマを達成することができます。

 

また、美容皮膚科クリニックBでの脱毛やレーザー治療は、1人のお客さんに対して毎回同じ看護師が施術を行う「患者担当制」となっています。

 

このため、担当のお客さんと看護師は親しくなりやすく、信頼関係も構築しやすいというメリットがあります。

 

施術をコースで受けているお客さんの場合は、短くとも半年以上継続して美容クリニックに通院します。その間にまた新たに別の施術を勧めて契約を取っていくというのが、看護師のオーソドックスな営業方法となっています。

 

売上目標(営業ノルマ)を達成するとどうなる?

個人の営業ノルマを達成した月には、看護師に一定のインセンティブが支払われます。営業ノルマを達成できなかった場合には、特に減給はありません。

 

また、美容クリニック全体の売上目標を達成した月が年間で7ヶ月以上あった場合には、年に1度の社員旅行(費用は交通費・宿泊費ともに院長負担)が国内旅行から海外旅行にランクアップします。

 

この海外旅行を目標に、スタッフ全員が一丸となって協力し売上アップに取り組んでいるため、職種を問わずスタッフ間の仲が良く、職場の雰囲気が良いことが美容皮膚科クリニックBの長所です。

 

看護師にも営業のノルマはありますが、そのことによってクリニックの士気が上がり、良い効果をもたらしていると言えます。

 

給与や賞与・ボーナスへの影響は?

個人の売上目標を達成した看護師には、一律で月1万円が給与に上乗せされます。

 

また、半年ごとのボーナスは評価期間が5月〜10月と11月〜4月の2つに区切られており、各期間で個人の売上目標を達成した月が4ヶ月以上あれば、次のボーナス時に2万円がプラスされるといった仕組みになっています。

【事例3】地域密着型の中規模美容外科クリニックCの場合

美容外科クリニックCの売上目標(営業ノルマ)

美容外科クリニックCは、地域に1つの本院と3つの分院を持つ、地域密着型の美容整形外科です。

 

本院・分院共に各クリニックそれぞれで毎月の売上目標金額が決まっており、お客さんが多く見込めるエリアのクリニックであれば、その分、高い金額に設定されています。

 

美容外科クリニックCでは看護師個人には特にノルマは設定されていません。しかし、看護師も他のスタッフと共に売上UPに力を入れています。

 

各クリニックの売上目標は、月単位で行われるキャンペーンと連動しており、キャンペーンの対象となる施術にはさらに個別の売上目標が設定されます。

 

例えば、ヒアルロン酸の施術キャンペーンを行っている時期であれば、1つの院において、全施術の売上目標が1,200万円、その中でヒアルロン酸施術単体での売上目標は300万円というような感じです。

 

他にも、脂肪吸引や豊胸など単価の高い手術のキャンペーンを行う月には、それと連動して売上目標も高くなり、1つの院における1ヶ月あたりの売上目標金額は3,000万〜4,000万円程になります。

 

さらに、ゴールデンウィークやお盆、お正月などの繁忙期にはその時期ごとに売上目標が設定されます。例えば、ある年のゴールデンウィークの売上目標金額は、4月29日〜5月6日までの8日間で2,000万円でした。

 

キャンペーンや時期ごとに細かく売上目標金額が設定されていることが美容外科クリニックCの特徴となっています。

 

売上目標(営業ノルマ)を達成するとどうなる?

各院ごとに売上目標を達成した際には看護師にもインセンティブがつきますが、大幅に達成できなかった場合には看護師にも減給があります。

 

最初に書いたように、美容外科クリニックCでは看護師個人にノルマは無いものの、売上が悪くなると全員の給与・賞与に影響が出るため、1人1人の職員が高い意識を持って売上UPを目指しています。

 

ノルマこそありませんが個人の売上が低いと全体の足を引っ張る形になるため、暗黙の了解で「今月は1人あたりこれくらいの目標金額を売り上げましょう」という認識ができあがっています。

 

給与や賞与・ボーナスへの影響は?

各院ごとに全体の売上目標を達成した月には、目標金額から100万円売上がUPするごとに、看護師1人につき1万円が月給に加算されます。

 

売上金額 月給上乗せ分
目標金額+100万円 1万円
目標金額+200万円 2万円
目標金額+300万円 3万円
目標金額+400万円 4万円
目標金額+500万円 5万円

 

例:売上目標が3,000万円の月に、実際の売上金額が3,250万円だった場合

翌月の月給に2万円が加算されることになります。

 

また、各院ごとに全体の売上目標を500万円以上大幅に下回った場合、更にそこから100万円売り上げがDOWNするごとに、看護師1人につき5,000円が月給から引かれます。

 

売上金額 月給の変動分
目標金額−400万円 変動無し
目標金額−500万円 −5千円
目標金額−600万円 −1万円
目標金額−700万円 −1万5千円
目標金額−800万円 −2万円

 

例:売上目標が3,000万円の月に、実際の売上金額が2,400万円(目標より600万円マイナス)だった場合

500万円を下回った段階で翌月の給料から5千円マイナス、更に100万円下回っているので5千円マイナス。つまり月給から1万円が引かれることになります。

 

目標金額からマイナス800万円というのは、よほどの営業不振などが無い限りありませんが、規定では上記の表のように決められています。

 

賞与については明確な基準はありませんが、売上が良かった年の翌年は10〜20%ほど賞与がUPし、売り上げが悪かった年の翌年は10〜20%賞与がDOWNします。

 

美容外科/美容皮膚科で働く看護師の営業ノルマとの向きあい方

 

上記のような営業ノルマやインセンティブについての仕組みを、自分だけで情報収集することはかなり難しいです。もちろん美容クリニックの公式サイトや求人票にも掲載されていません。

 

転職サイトに登録することで、コンサルタントからそのあたりの情報をもらうことができるので、その上で応募するかどうか等を判断するようにしましょう。美容クリニックの求人探しや転職にオススメのサイトのページでオススメの転職サイトを紹介しているので良かったら参考にしてみてください。

給与が高くて条件の良い美容クリニックはドコにある?
美容クリニックの魅力は、日勤のみで残業も少なく、それでいて高給与なところ。美容外科や美容皮膚科クリニックに興味がある、条件の良い求人を探そうとしている看護師さんは、「美容クリニックに強い転職サイト」の利用がオススメです♪>>詳しくはコチラ
美容外科/美容皮膚科クリニックで働く看護師の情報を調べている。転職を前提に美容外科/美容皮膚科クリニックの好条件の求人を探している。転職したい美容外科/美容皮膚科クリニックが自分の中ですでに決まっている。

併せて読みたい記事一覧♪

美容外科ってどういうところ?
美容皮膚科ってどういうところ?
美容クリニックで働く看護師の1日の仕事の流れ
美容クリニックで働くスタッフの役割を解説
美容クリニックの福利厚生まとめ【連休・有給・手当・社割】
美容クリニックの看護師に営業ノルマはあるの?
美容クリニックにあるインセンティブって何?
美容クリニックの営業ノルマとの向きあい方
ノルマ無し求人でもノルマ有り!?求人情報を読み解くコツ
美容クリニックの営業ノルマに関する管理人まとめ
容姿や体型に自信が無いけど大丈夫?
お化粧や身だしなみはどの程度まで気を使う?
年齢が若くなくても転職できる?年齢別攻略法
美容クリニックの求人票に年齢制限がある理由
年齢だけで看護師を不採用にする美容クリニック側の事情
働く看護師は肌が綺麗で端整な顔立ちじゃないとダメ?
美容看護師に向いている人はどんな人?
美容クリニックに転職すると「美力」がアップする?!
美容看護師に求められる『ホスピタリティ』ってナニ?
オペ室/美容未経験・ブランク有り(注射・採血・点滴が苦手)
新卒(臨床経験3ヶ月〜1年未満)でも美容外科・美容皮膚科クリニックで働ける?
美容外科クリニックでオペ室経験を問う理由
子持ちママさんナース・シングルマザーでも働ける?
美容クリニックは【生】にフォーカスする現場
男性看護師でも美容外科や美容皮膚科クリニックで働ける?
美容クリニックにおける男性看護師の仕事内容や役割
美容クリニックの男性看護師求人探しと応募にあたっての心構え
美容クリニックで扱う専門知識はどうやって学ぶの?
身に付くスキルやスキルアップにつながる資格
美容クリニックの看護師研修・委員会・勉強会事情
美容看護師のキャリアアップや将来性は?
美容クリニックでは定年まで働ける?
美容クリニックへの転職後に感じる5つのギャップ
美容看護師の離職率と転職後に後悔・失敗・辞めたいと感じる理由
【浜崎あゆみになりたい…】美容外科/美容皮膚科へのクレーム(1)
【警察を呼ぶ整形依存症患者】美容外科/美容皮膚科へのクレーム(2)
【裁判沙汰になった主婦からのクレーム】美容外科/美容皮膚科へのクレーム(3)
【1mmの誤差も許さない二重手術】美容クリニックに来た困った患者さん(1)
【一般の感覚とズレている芸能人】美容クリニックに来た困った患者さん(2)
【実際に起こったちょっと怖い事件簿】美容クリニックに来た困った患者さん(3)
【繰り返される脂肪吸引】美容クリニックに来た困った患者さん(4)
【遅刻・コスメ持ち帰り・高圧的】美容クリニックに来た困った患者さん(5)